こんにちは、もう過ぎましたが節分の日はいかがお過ごしでしたか?
豆を撒くよりも食べる方に集中して、年の数だけと言われてるのに
遠慮なくあるだけ食べた子供時代。
あの豆ってなんであんなに美味しいんでしょうね?まぁ大豆はもれなく美味しいですが。
恵方巻を食べてる間は一つの方角を見ながら無言で食べる。
いやー傍から見てると実にシュールな光景ですけどね、時々「何やってるんだろう…」と
我に返りながらもとりあえず食べます。
でも最近の恵方巻は豪華に太いし多いしで胃が死にそう。
幸福を祈ってるはずなのにプラマイゼロじゃ……?
……そんな気付きはなかった事にしときましょうか。
さてさて、節分と言う行事をしっかり楽しんだ方も忙しさで忘れてしまった方も、
あるいは最初から興味ないなって方もとりあえず節目として
心機一転、寒さに負けないように気を引き締めて頑張りましょう!
わたしは寒さには負けます。
それでは本日のお話はこちらです。
今回は背表紙に製本用ではない、通常の布に裏打ちした布を貼った本を作ってみました。
裏に貼る事によって強度や製品の仕上がりを良くする事が目的で、
裏打ちをする事によって紙と同様に加工しやすくなります。
製本用の布であれば裏打ちされた状態で販売されているのですが、
今回は通常の布を使用したのでその裏打ちの作業から始めました。
使用したのはちょっと厚めの千鳥格子模様の布と和紙。
裏打ちすると大抵の布を使うことが出来ます。
例えば思い入れのある着物の生地であったり、
普段着ているワイシャツ、ハンカチやスカーフなど
何でも良いと思います。
日記や手帳、アルバム。自身の思い出の一部を彩る形で
残せたら素敵ですね。

今回の本は、と言うか今回もですが、仕様として開きの良いアズマ綴じを採用。
表紙と裏表紙には#20のボール紙を貼り付けました。
アズマ綴じは本当に開きが良いため、手でページを抑えることなく見開きもしっかり。
見開きをしっかり開くのに適してる本と言えば、やはり写真集や作品集など芸術系の本ばかりと
なってしまいます。
が、最近では料理本にも多く使われてるんですよね確か。
手で押さえる必要がないので、その点のストレスが減って便利と売り上げも
中々だったとか。
そう考えると芸術系に拘らずとも、実用性のある本にも出来そうですね。
最後ですが、正面から見たときに背中のクロスがもう少し見えると
また雰囲気も変わるのかなと今頃になって気づきました。
次回はもう少し背中のクロスを露出させるような仕様を考えてみたいと思います。
それでは本日はここまで。
また次回のお話にてお会いしましょう。