本文和風表紙ドイツ風(和綴じ(四つ目綴じ))
仕上がりサイズ | 縦270㎜×左右193㎜×厚さ8㎜ |
---|---|
綴じ方 | 和綴じ(四つ目綴じ)+ドイツ装?(ボール表紙) |
本文 | 72p(NTラシャ ひまわり 46/135k) |
表紙 | DKスノーA 730g/m2 |
皆さんこんにちは。
それでは本日のおはなしはこちらです。
第28回製本実験
さて、今回は和綴じにドイツ装と言われる、表紙に厚めのボール紙を貼った製本をしてみました。
どんな本?
綴じ方は四ツ目綴じと言い、4つ開けた穴に糸を通しただけの簡単なものにしました。今回は簡易版四ツ目綴じですが、本来であれば小口側を袋綴じにしたり、角切りと言う背中の天と地に布を貼ったりする奥深い仕様となっております。
正式なドイツ装とは少々違いますが、和綴じで背中がないのでまぁドイツ装にも見えると言う事でここは一つ。
仕上がりとしては、表紙にダンボールを貼っただけですが、それだけで和の雰囲気が抑えられ洋との兼ね合いが上手くいったと思います。
通常の和綴じで表現される柔和で気品のある雰囲気も、ドイツ装のように厚紙を貼る事でしっかりした印象になり、上手く融合された結果中々特徴的で面白い本になりました。
開いてみると?
中だけを見ると表紙が隠れるので和のテイストを強く感じられるでしょうか。
鮮やかな黄色がなかなか強めに主張していますね。
本日のおはなしはいかがでしたか?
和綴じも綴じ糸の色によって雰囲気が結構変わるので、本文用紙と組み合わせればかなり広範囲で種類違いが作れるのも良いですね。
結構簡単に種類違いが作れそうですので、今度は色々試してみます。
それでは本日はここまで。
また次回のお話にてお会いしましょう。