
皆さまこんにちは。
製本実験室、お久しぶりの投稿となってしまいました……!
過ごしづらい暑さの日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
暑い日は外に出たくないですよね……。そんな時は、お家で涼しく本を読みましょう。
私は最近、歴史ものの本を読み始めました。
イギリスで20世紀前半に実在した、”Peaky Blinders(ピーキー・ブラインダーズ)”というギャングのお話です。
BBCで放送されたドラマがとても人気で、私もドラマを一通り観て、興味を持ったので書籍も読むことにしました。
まだ導入部分しか読んでいませんが、私は普段小説を読むことが多いので、歴史ものや自叙伝はなかなか興味深いです。
興味のある方は、”Peaky Blinders”ドラマシリーズから、ぜひ観てみてください。
昨年は映画も撮影され、近々放映されるようです。楽しみですね~!
さて、無駄話はこれくらいにして、お久しぶりの製本実験室、まいりましょう!
第76回製本実験
今回もまた風変わりな本をつくりました。
全体像がないのですが・・・
特徴は、その側面にあります。4面全て、違う色に染色付けしてみました。

こちらから見ると赤色と緑色。

こちらは緑色と青色。

白色の背表紙と青色の側面。
「三方塗装」でカラフルな側面
これまでも、本の三方が色塗りされているものを何度かご紹介してきました。
赤だったり、青だったり、はたまた黒だったり……様々な色に挑戦してきました。
今回は本の側面、4面の色が全て違うという点が特徴的ですね。カラフルな配色が、ピエロを連想させます。
ちょうど本の角に当たる部分で色が混ざってしまうのでは?と心配しておりましたが、思いの外、綺麗に色付けすることができました。
本を読んでいない時——本を閉じた状態でも、目で見て楽しめるデザインはいいですよね。
関連記事: 国旗や企業ロゴ、いろんな表現に使える「トリコロール配色」の三方塗装
さて、今回のおはなしはいかがでしたか?
側面にパッと目を引く色を入れることで、本屋さんでも手に取ってもらいやすくなるのではないでしょうか。
これまで製本実験室でつくった「三方塗装」の本たちも、製本アイデアのヒントとして、ぜひチェックしてみてください。
製本・サービスに関するご質問・ご相談はお問い合わせフォームより、お待ちしております♪
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回のおはなしにてお会いしましょう。