17
4月
2018
【実験的製本レポート】vol.47
「実験的製本レポートvol.47」
● 仕上がりサイズ:B4変形:縦318㎜×左右240㎜×厚5㎜
● 綴じ方:無線綴じ並製、本文全頁袋綴じ
● 表紙:アヴィオンホワイト 46/135k
● 本文:32p(モンテシオン 46/69kg)
● コメント:
今回、見た目はごく普通の無線綴じの本を作りました。
一点だけ変わっているところと言えば本文が全て袋綴じになっているというところ。
背中の糊も一般書籍に使用されているホットメルトを使っているため、開きはあまり良くありません。ただ、やはり本文が袋綴じになっている事と、判型が大きい事から通常の書籍よりページの広がり方がしなやかに見えます。
最近、本文を袋綴じにしたいというご要望を多く戴きますが、それもこのような理由からなのでしょうか。
袋綴じにすると、本文のページ数を単純に倍にすることが出来ます。その為、ページ数の少ない薄いカタログなど、ボリュームを出すには良い方法です。また、本の小口側に重みが出来るので、前述のように本の開き方がしなやかに見えます。
アパレル関係のカタログなどに多く採用いただいているので、是非一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。