【実験的製本レポート】vol.34
「実験的製本レポートvol.34」
● 仕上がりサイズ:縦182㎜×左右128㎜×厚さ7㎜
● 綴じ方:アズマ綴じ並製
● 本文:48p(奉書紙 46/70k)
● 背中クロス:東京リネン(紫色)
● コメント:
今回は非常に簡易的な製本で、表紙の無い本文用紙だけを綴じて背中にクロスを貼っただけのものを作りました。本文用紙には奉書紙と呼ばれる、最近流行りの朱印帳などに多く使われている紙を使用しました。綴じ方は開きの良いアズマ綴じ、180度開いて両手を離しても戻りません。B6サイズで片手に収まるサイズ、表紙が無いので簡単に丸められます。ノートとしては最適だと思います。背中にはワンポイントで布クロスを貼っています。真っ白のノートに背中だけ紫色のクロス、ワンポイントでおしゃれな感じがしました。
今回は今年最後のレポートでした。今年5月から週一で始めたレポートも今回で34回目、本日まで一度も休まず継続的にアップする事が出来ました。最近では「読んでますよ〜」「毎週楽しみにしてます!」など嬉しいお言葉をいただき、今日まで続けることが出来ました。有難うございます。
また、来年も引き続きこのレポートは継続してゆく予定です。世の中、デジタル化、ネット化、AIが進みどんどん便利になって、「紙なんか無くなってしまう」との声もありますが、紙の良さ、可能性はまだまだ未開拓です。ものとしての価値、温もりを感じる紙をもっともっと掘り下げて可能性を広げていきたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
来年は9日からアップしていきたいと思います。
それでは皆様よいお年をお過ごしくださいませ。