05
12月
2017
【実験的製本レポート】vol.31
「実験的製本レポートvol.31」
● 仕上がりサイズ:縦353㎜×左右250㎜×厚さ3㎜
● 綴じ方:中ミシン綴じ(センターミシン綴じ)
● 本文:20p:サテン金藤 46/180k
● 見返し:8p:ディープマット インディゴ 46/180k
● 表紙クロス:タンタンピースNo.650-47
● コメント:
今回はそんなに特別な仕様ではありませんが、パンフレットのような薄い本に全体的にクロスを貼ったらどんな印象になるか試してみました。やってみての印象は、やはり豪華に見えました。
今回は丁度B4サイズなので、映画や劇のパンフレットのようなサイズ感ですが、全面にクロスが貼られているというだけで、全然印象が違って見えます。
一般的にはPP加工と言うビニール加工などが施されているケースが多いですが、クロスにすると随分と高級感や存在感が出ます。まぁ、クロスの材料費が掛かりますので、ビニールよりは少し割高になりますが、注目される事は間違い無いでしょう。
クロスの上には箔押しなんかを押してみると、更に高級感が増すと思います。今回使用したクロスは特に光沢があって、オレンジと金色の中間のような輝きを放っているので、黒や濃い目の色で箔押しすれば、キリリと引き締まった感じになること間違い無しです。
パンフレットなどページ数の少ない物でも、このようにクロスを使用する事によって、一気に豪華な演出が出来ると思います。
是非、ちょっと凝ったパンフレットを作りたいと思ったら、採用してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。