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10月
2017
【実験的製本レポート】vol.26
「実験的製本レポートvol.26」
● 仕上がりサイズ:縦39㎜×左右30㎜×厚さ4㎜)
● 綴じ方:アズマ綴じ角背上製
● 本文:32p(ピズムマット K/93.5k)
● 表紙:イルミカラーピンク46T/80k、芯ボール:特光黄板#14
● コメント:
今回は超ミニ本を製本してみました。縦が約4センチ、左右が3センチ、すごく小さいです。写真で普通に撮ってしまうとスケールが解りにくいので、タバコは吸いませんがライターと一緒に撮ってみました。どうでしょう? かなり小さいですよね。昔、折り紙の鶴で小ささに挑戦したことがありますが、今回も負けず劣らずです。
作り方としては、通常の製本方法と変わりませんが、やはりサイズが特殊なため大量生産には向きませんね。所々の工程で手作業が必要になります。それと何と言っても、最後の断裁作業が大変ですね。2メートル近くする刃で、こんな小さな本を切るわけですから、間違って手でも切ってしまいそうでドキドキでした。
用途についても考えてみましたが、キーホルダーや何か常に携帯するような場面には良いかもしれません。大切な人への手紙、常に読み返したい言葉、写真などを転写して、常に携帯するのが良いと思いました。とってもとっても小さい本ですが、何だかすごく存在感を感じた一冊でした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。