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11月
2015
今日の束見本
木曜ブログ担当の佐藤です。
今回はドイツ装の束見本を作成しましたので、ご紹介したいと思います。ネットでドイツ装と検索すると
背と表紙、裏表紙を別々につくってあとで合体させる製本方式
とあります。
今回弊社で作成したのは並製本だったので背にクロスを巻いて、その上からチップボールを貼り、最終的に三方をを断裁して仕上げるという手法で行いました。
本の背のあたりの形はとても面白いです。
まさに漢字の「凸」に似た形です。
背にクロスが巻かれていたり、表紙には厚めのボール紙が貼られているため、ちょっとした高級感も感じさせる事が出来、またページ数の少ない本でも厚めのボール紙を使う事によってボリューム感を表現出来ます。
日本の和本も素敵なフォルムを持っていますが、こちらのドイツ装も負けず劣らず独創的でとても素敵なフォルムを持っています。
今日の束見本も印刷はこれからですが、どんな中身が印刷されるのか楽しみです。