24 10月 2017

【実験的製本レポート】vol.25

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「実験的製本レポートvol.25」

 

  仕上がりサイズ:A4変形(縦210㎜×左右210㎜×厚さ8㎜)

●  綴じ方:中ミシン綴じ/センターミシン綴じ(中綴じと同じように本文の芯から縫ったもの)

  本文:48p(上質紙 K/93.5k

  表紙:色上質(びわ特厚口)

  カバー:和紙/もみ紙(銘柄未明)

  コメント:

 

今回は記念すべき25回ですが、シックな感じで作ってみました。サイズ的には210㎜×210㎜でいわゆるパンフレットや絵本などでよくみられるサイズです。開きも良く180度開きます。背中が上製本(ハードカバー)みたいに角ばっていないので、柔らかい感じがしますね。カバーには和紙を使ってみました。和紙の中でももみ紙と呼ばれる凹凸のある、シワのあるものを使いました。カバーと言っても、通常のように本文の袖側に引っ掛けるだけではなく、仮フランスと呼ばれるような、小口側だけでなく天地方向にも折り返すやり方で付けてみました。(4枚目の写真参照)そうする事によって本から外れる事もなく、より一体感を感じられる仕上がりになりました。

 

全体的にとても柔らかい感じに仕上がりました。和紙のカバーに箔押しなど、はっきりするデザインを施すとメリハリができ面白いかもしれません。

 

和紙を使った本は、なかなか見かけないですね。製本工程で通常のラインでの大量生産対応が難しいからだと思いますが、洋紙とのミックスで明らかに新しいスタイルに仕上がります。今後も、もっともっと多様な組み合わせで新しい面白いものを作っていきたいと思いました。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。