10 10月 2017

【実験的製本レポート】vol.23

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「実験的製本レポートvol.23」

 

  仕上がりサイズ:B5変形(縦139㎜×左右213㎜×厚さ11.5㎜)

●  綴じ方:アズマ綴じ(背中に特殊な加工を施し、開きをよくしたもの)

  本文:96p(オーロラコート K/93.5k

  見返し:オーロラコート K/93.5k

  表紙:ワールドクロス No201S-61 墨田織り、芯ボール:NPCC#20

  コメント:

 

今回はちょっと可愛らしく、本の小口側に紐をつけてみました。よく街中で見かけるのは、リフィルが可能な手帳であったり、おしゃれなダイヤリーだったりと、やはりプライベートなモノで中身をあまり人に見せたくないような用途に使われていますね。

 

今回は普通の上製本の仕様です。特に中身が取り外し可能だったりするわけではありません。ごくごく普通の一般書籍に紐をつけて見ました。紐はたまたま在庫があったベルベット素材の幅24ミリの太めの紐(リボン)です。何というか紐(リボン)を付けただけで、雰囲気がガラッと変わりましたね。表紙に使われているのは、とても落ち着きのある墨田織りという素材を使いました。そんな和の雰囲気のある表紙でも、このベルッベットのリボンを付けただけで、「まぁ何ということでしょう!」ガラリと雰囲気が変わりました。

 

リボンの付け方としては、表紙に平目打ちで切り込みを入れて、そこにリボンを通しているだけです。その後に糊を入れて機械で締めるので、リボンが厚かったりするとその跡がついてしまいますね。そこを回避するのは困難かと思いますので、出来るだけ目立たないような薄い(厚さの無い)リボンが良いかもしれません。中々数万単位の大量生産には向かない代物ですが、そういうところに価値があるのかもしれませんね。

 

用途を考えると中々思いつきませんが、どこか頭の隅にでも置いておいて、何か機会で閃いた際には採用してみてください。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。