11 7月 2017

【実験的製本レポート】vol.11

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毎日毎日暑い日が続きますね。

 

弊社がある江東区では気温が31度、湿度が66%、

まさに危険的な暑さです、水分補給を忘れないようにしましょう。

 

ご存知ですか?

製本をする際のページを束ねる糊ですが、通常ホットメルトと言う180度くらいの温度で溶けるものを使用しています。ただ、60〜80度くらいから軟化するものもあり、今日のような炎天下や真夏日の車の中などに放置したままにしておくと、背中の糊が軟化して接着性が弱まり、ページがばらけてしまう事があります。特にページ数の多いものや、大判の書籍、大切にされている書物などは、高温な場所に保管しないように注意してください。

 

「実験的製本レポートvol.11」

● 仕上がりサイズ:B6変形(縦126㎜×左右126㎜×厚さ13㎜)

● 綴じ方:アジロ綴じ(背中に特殊な布を貼り、開きをよくしたもの)

● 本文:188ページ(ジャンフェルト 絹 46/100k)

● 表紙和紙(銘柄未明)

● コメント

今回は、以前和紙を使って束見本を作った時の紙が余っていたので、それを使用して開きの良いチリ付きの本を作ってみました。見た目はなんの変哲のない書籍ですが、開きがとても良く、表紙の和紙の柔らかさがとても良い感じに表現出来ました。

 

表紙にはチリ(本文より表紙が少し大きい部分)を付けて、ハードカバーのような趣を持たせました。

 

表紙に和紙を使用しただけで、こんなにも柔らかい感じに仕上がるとは、、、

開きも180度以上開くので、日記帳や雑記帳、ノートなどにも最適だと思います。

 

しばらく自分用に使ってみようと思います。